電車通勤
雨が降ると、途端に自転車通勤は危険になる。
なにしろ自転車にはフロントガラスがついていない。
ワイパーもない。
タイヤが細く、簡単にすべる。
何より、濡れる。
というわけで、毎朝の天気予報のチェックは欠かせない。
そして、大気の手触りにも、おのずと敏感になる。
行きに降らなくても、帰るときに降っていたら、最悪である。
自転車ルックで電車に乗るのほどイタい経験はない。
カモフラージュのしようがない。
というわけで、天気予報の雲行きが芳しくないときは、電車のお世話になる。
自宅から最寄の駅まで徒歩15分、電車に乗って約15分、電車を降りて徒歩10分。
駅での待ち時間を含めると、約45分の旅路である。
自転車通勤にかかる時間とほぼ変わらない。
田舎の電車なので、座れないのはやむをえないとしても、ぎゅうぎゅうのすし詰めということはまずない。
それでも、電車の中での過ごし方にはそれなりに気を使う。
万が一にも痴漢に間違われたくはない。
片手は吊り革か手すりを握り、片手は傘を持つか、本でも携えて過ごしている。
最近ではNHKラジオ第2から録音した英語番組を聴いていることが多い(いずれまた取り上げる)。
年に何度か、抜き打ちで海外の方とやり取りしなければならないことがあり、必要に迫られて聴いている。
半年くらい前のこと。
タジキスタン語しか離せない人の話を、英語とタジキスタン語しか話せない通訳の人を介して聴かなければならないことがあった。
本当に閉口した。
これからのシーズンは、風邪やインフルエンザが怖い。
何しろ電車の中は閉鎖空間だから、避けようがない。
だから、この時期だけはポリシーを曲げて、お天気の悪い日は車で通勤する。
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