2017年12月03日

都道府県と県庁所在地

都道府県と県庁所在地
 
 子供の勉強に付き合っていると、ときに世の無常を思い知る。
 中でも、県庁所在地が変わったことにはたまげる。
 
 なにを隠そう、私は県庁所在地を覚えるのが大の苦手だった。
 小学校3年生か4年生のころ。
 社会の授業で、県庁所在地の小テストが繰り返し行われたことがある。
 今でもあのときの屈辱は忘れない。
 1回目は30点。
 2回目は40点。
 見かねた母親が、3回目のテストの前の夜、つきっきりで繰り返し一問一答に付き合ってくれた。
 最後の3回目は100点。
 だから、臥薪嘗胆ののちの成功体験としても思い出深い。

 そんなわけで、小学生時分に覚えた都道府県と県庁所在地の知識は、今でも頭にこびりついている。
 私も、名実ともにおっさんになった。
 地図上の土地に実際に行って、珍しいものを見て、おいしいものを食べて、体験とともに知識は四次元的に広がっている。
 
 だから、いまごろになって県庁所在地がかわったと言われても困るのだ。
 日本のはるか南にはオーストラリアがあるように、県庁所在地というのは未来永劫変わらないものと思っていた。
 埼玉県の県庁所在地は「さいたま市」?
 「浦和市」に決まってんじゃん!
 長野県の県庁所在地は「長野市」?
 「松本市」って書かないと、100点取れないよ!
 ・・・というのは、昭和生まれの言い訳らしい。

 子供の教育は、子供のためならず。
 自分の知識の更新の機会と捉えた方がいい。


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Posted by tak at 23:54│Comments(0)教育
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