2017年12月27日

タミフル予防内服



 昨日の夜のこと。
 ようやく現場の仕事を終えて、書類整理を終えてから帰路につこうとしていたら、妻から電話が入った。
 「上の子が38度の熱を出している」
 「明日部活の個人戦があるんだけど」
 「部活の同級生が、最近インフルエンザBと診断された」
とのこと。
 
 今朝になって病院を受診して、インフルエンザBと診断された。
 予想はしてたけど、さあ大変。
 家族全員、これから発症するリスクを抱えてしまった。
 実家に、年末年始の挨拶をしに行くのすらはばかられる。

 とりあえず、タミフルの予防内服を始めることにした。
 今の職場は理解があって、家族がインフルエンザを発症したら、職場の負担でタミフルを飲ませてもらえる。
 1日1回、5日間。
 
 ちなみに、下の子にも予防内服を、と希望したところ、小児科の先生から断られたそうだ。
 大人では一般的なタミフル予防内服も、こどもの世界ではご法度らしい。
 発症したらまたおいで、とのこと。
 副作用のことを考えると、やむを得ないか。



  

Posted by tak at 13:03Comments(0)健康

2017年12月26日

おもてなし英語診療回顧録20170714



 今回の主役は、タジキスタン語しか話さない20代の女性患者さんと、タジキスタン語と英語しか話さない付き添いの男性。
 付き添いの方は"She is my X-wife."とおっしゃっていたので、元奥さまらしい。
 患者さんも付き添いの方も、眉目秀麗だった。

 まずはこれだけ、タジク語で
 こんにちは=アッサロム・アレイクム
 ありがとう=ラフマト
 さようなら=ハイル

 近所の国立病院機構の病院で診療を断られた、とのこと。
 「あっちの病院に行ってみてもらえ」と言われて、当院にお越しになった。
 本人はタジキスタン出身の若い女性で、主訴は頭痛、タジキスタン語しか話せない。
 付き添いの方は同じタジキスタン出身の男性で、ちょっと癖のある英語とタジキスタン語しか話せない。
 しかも、付き添いの方には、トラウマがあった。
 過去に国立病院機構の病院と大学附属病院をたらいまわしにされた。
 いろいろ検査をして数十万円払わされた上に、なにも改善しなかったと訴える。
 昼休み返上で片言の英語で対応したけれど、お互い満足できる診療になったのかどうかわからない。
 タジキスタンにいたころは定期的に点滴と処方を受けていて調子が良かったんだが、とおっしゃる。
 調べてみると、定期処方はビタミンCとブドウ糖だった様子。
 もしかしたら、タジキスタンの食生活はビタミンCが不足しているのだろうか。
 壊血病がタジキスタン国内に蔓延しているのだとしたら、これは社会的な問題だ。
 輸液にブドウ糖とビタミンをいれて使ってみると、頭痛は良くなったけど吐き気が出たとか。
 
 このときの反省は、医学英語の単語を知っていてもあまり通じない、ということ。
 英語アレルギーの医師と非英語nativeの患者さんが、英語で分かりあうのって難しい。
 "nausea"(吐き気)や"vomit"(吐く)は通じなくて、"throw out"と表現していた。
 きっと、"throw up"(俗語で、吐く)と言いたかったんだろうな。
 "diarrhea"も通じず。
 結局、身振り手振りが一番有効だった。
 
 それから、治療の選択肢を説明する際に、"Can you give me a warranty?"と言われたのには閉口した。
 治療が100%効くかどうかの保証なんて、初診でいきなりはできないよ。
 精一杯知恵は絞ってるつもりなんだけど。

 頭痛なので、ということで、痛み止めを処方しようとしたら、
 "She needs not pain killer, but what the cause is."
とのこと。
 頭部CTを撮影して、少なくとも頭蓋内出血はないことを確認した後だけに、さらに原因を究明しろと言われると辛かった。

  

Posted by tak at 01:33Comments(0)仕事

2017年12月26日

おもてなし英語診療回顧録20171128



 今回の主役は、ルクセンブルクから別府にお越しになった30代の男性の方。
 
 まずはこれだけ、ルクセンブルク語で
 こんにちは=モイエン
 ありがとう=メルシ
 さようなら=エディ

 2017年11月下旬、ルクセンブルクからの観光客の方がご来院。
 屋久島に行ったら中耳炎にかかった。
 現地で抗菌薬と鎮痛薬、整腸薬を出してもらったんだけど、その後下痢が始まった。
 以下の点が聞きたいと。
 ①耳の痛みは若干残ってるんだけど、抗生物質はまだ飲まなきゃいけないのか
 ②鼻が詰まって困るんだけど、なんかいい薬はないか
 ③2日後にルクセンブルクに帰る予定なんだけど、耳の病気にかかった後で飛行機に乗っていいのか
とのこと。

 ①熱はないので、抗生物質はやめていいんじゃない?
 ②アレルギー性鼻炎かも知れないので、ステロイド点鼻薬でも使ってみようか
 ③幸運を祈ります
と大書した。
 何とかわかってくれたみたい。
 ③はそんな対応でいいのか、と言われそうだけど、これ以上どうしようもなかった。

 「英語耳」で挫折し。
 「ロゼッタストーン」も途中で滞り。
 2017年5月からは「NHK教育」の各種英語コンテンツを録音しては聞く(運転中はひたすらshadowing)の繰り返し中。
 僕の対応も少しはましになったかしら。
 2019年はラグビーワールドカップ、2020年はオリンピック、もう、すぐそこまで来ています。
 We should get better our communication skill, day by day.
  

Posted by tak at 01:17Comments(0)仕事

2017年12月26日

おもてなし英語診療回顧録20171225



 今日の主役は、タイから別府にお越しになった60代男性の観光客の方。

 まずはこれだけ、タイ語で
 こんにちは=サワディー・クラッ
 ありがとう=コップクン・クラッ
 さようなら=サワディー・クラッ

 12月24日はタイ国内で海鮮料理を楽しんで、25日から日本への旅行に出発した。
 到着とともに下痢が始まり、立ち寄る先でトイレに行きながらも、あちこちでおいしいものを楽しんだ。
 最後に食べたのは湯布院での昼食、鴨南そば。
 18時ごろになって、下痢が止まらないため救急要請。
 救急車でやってきたものの、歩いて診察室へ。
 受け入れ要請時の連絡ではタイ語しか話せないとのことだった。
 実際にはかなり流暢に英語を話せる。
 いつものように、受け入れ側の自分の方が英語がヘタクソで辛い思いをする。
 タイ語がちょっとだけ話せる現地添乗員兼運転手(日本人)が後から到着。
 日本到着後、10回以上下痢をしてるけど、吐き気もなければ腹痛もないし、熱も出ていないとのこと。
 診察しても特に問題なし。
 内服薬で様子をみよう、ということになった。
 明日からは熊本に移動予定、タイに帰国するのは12月30日。
 好きなものを食べてもいいか、との問いだったので、さすがに生ものは控えましょうと伝えると、寂しそうだった。

 添乗員の方がタイに問い合わせたところ、タイ国内で食べた生ものが原因と考えられるので、海外旅行保険の対象にはならないだろうとのこと。
 当然ながら全額自費診療となり、計15,000円程度なり。
 高いなあ、悪いことしちゃったなあ、と思ったけれど、診察と内服処方だけなのでこれ以上工夫することもできず。

 タイの方もきちんと英語は話せる。
 がんばんなきゃ。

 それから、企業努力の一環として、「ポケトーク」が使えるようになったんだけど、残念ながら使い方がよくわからず、今回は活躍の機会なし。
 暇を見つけて使い方を覚えよう。
 http://www.sourcenext.com/product/pocketalk/  

Posted by tak at 01:06Comments(0)仕事

2017年12月23日

クリスマス生まれが最多

 病院で生まれた子供の誕生日で最も多いのはクリスマス・・・なんだって。
 2007年から2016年までの10年分の厚生労働省人口動態統計から。
 対象者は約1040万6000人。

01位 12月25日 17849人
02位 09月25日 17472人
03位 12月26日 17292人
04位 09月18日 17246人
05位 05月02日 17053人
06位 01月05日 17044人
07位 05月01日 16969人
08位 01月07日 16899人
09位 07月23日 16862人
10位 10月01日 16801人

 ちなみに我が家では、02月14日が1人、03月03日が1人、12月27日が1人、12月12日が1人。
 12月27日の人は、予定日が12月25日だったんだけど、2日遅れて生まれてきた。  

Posted by tak at 23:03Comments(0)健康

2017年12月23日

パンダのリース料、年間3億2400万円?!



 上野動物園のジャイアントパンダ、リーリーとシンシンの子供、シャンシャンが話題を集めている。
 日本にパンダがやってきた当初、カンカンとランランは無償提供されたそう。
 今はリースされており、リーリーもシンシンも、さらに言えばシャンシャンも所有権は中国、リース料も3頭分らしい。
 さらには、リースされた個体から生まれた子供は生後24ヶ月で中国に返還しなければならないらしい。
 早い話が、国内にパンダがいる限りはずっとリース料を払い続ける仕組みになっている。

 東京都が中国に支払っているリース料は、3頭分で年間1億800万円、1頭で年間3600万円の計算になる。
 10年契約と言うことで、シャンシャンが2年間、他の2頭が10年間いるわけだから、
 3600万円×2+3600万円×10=7200万円+3億6千万円=4億3200万円を中国に支払うことになる。
 
 さらにいえば、日本国内には計9頭のパンダがいるので、単純計算で年間3億2400万円を我が国から中国に支払っていることになる。

 折りしも、2018年度の政府予算案が12月22日に閣議決定された。
 過去最大の97.7兆円。
 うち、防衛関連予算は5.2兆円。

 考えてしまう。
 無粋と言われればそれまでだけど。
 「パンダ外交」なんて言葉もあるわけだし。  

Posted by tak at 15:17Comments(0)

2017年12月22日

心臓部



 これが実家の温泉の心臓部。
 常にもうもうと湯気を吐き続けている。

 小さいころから、年末を迎えると亡き父とともに実家の各所にお札と鏡餅、お神酒をお供えして回っていた。
 その数、20か所弱。
 その中でもこの心臓部は別格の神様として扱われていた。
 白竜さん、鬼門さん、水神さんよりも敬われていた気がする。

 数年前、この蒸気を使った小規模発電の提案があるファンドからあったが、実家で話し合った末にお断りした。
 再生可能エネルギーも大事だけど、やっぱりこの風情と威容は壊したくない。
 神様に発電させるわけにもいかないし。  

Posted by tak at 20:42Comments(0)温泉

2017年12月22日

熱すぎる足湯



 熱すぎて、未だに一度も入れていない、実家の足湯。
 来年こそはチャレンジしよう。  

Posted by tak at 20:35Comments(0)温泉

2017年12月21日

マネークリップ





 年末年始のこの時期、おサイフを新調する人が多いのではなかろうか。
 おすすめはマネークリップ。
 かさばらない。
 頼りなく見えるかもしれないけれど、お札が落っこちたりしない。
 小銭はどうするの?と聞かれそう。
 小銭はコインケースに入れてるんだけど、めったに持ち歩かない。
 ほとんどクレジットカードか電子マネーで事足りるから。
 そんなに現金は使わないので、入れているのは3000円くらい。

 とにかく、スマホより薄く、小さい。
 もう長財布や折り畳みの札入れには戻れない。

 でも、あんまりお店には置いてない。
 よく探すと、1店舗当たり1-2個くらいは置いてるかも。  

2017年12月20日

内閣府調査、こどもと若者白書




 職場から、ストレスチェックテストの結果が返ってきた。
 「あなたのストレス状態は高くありませんが、ストレスの原因となる因子が少しあるようです」
 「あなたの場合、疲労感、不安感、抑うつ感、睡眠全てに問題は見られませんでした」
 「あなたの仕事でのストレスの原因となりうる因子では、仕事の量的負担度が高いようでした」
とのこと。

 これを見て、以下の話を思い出した。
 職場は、自分の居場所として安心して過ごせる場所としては、最下位だった。
 ほかの場所に比べると確かに安心して過ごせないと思うけど、当たり前と言えば当たり前。

 若い人たちにとって、地域社会や学校よりもサイバー空間の方が居場所があると思える、というのは、ちょっと深刻な気がする。




<高校生から始める現代英語、2017年11月23日放送分から>

 2016年末に行われた調査に基づく、内閣府によるこども・若者白書最新版より。
 15歳から29歳までの男女6000人が対象。
 以下に示すもののうち、どこにいるときなら自分の居場所として安心して過ごせるか、という質問。

・自分の部屋:89.0%

・自分の家:79.9%

・サイバー空間:62.1%

・住んでいる地域社会:58.5%

・学校:49.2%

・職場:39.2%

 これら6つの環境を全てを安心できるとした人の約90%は、今の生活に満足していると答えた。

 これら6つの環境はすべて安心できないとした人のうち、今の生活に満足していると答えたのは25.3%に留まった。  

Posted by tak at 18:20Comments(0)教育