2017年12月03日

都道府県と県庁所在地


 
 子供の勉強に付き合っていると、ときに世の無常を思い知る。
 中でも、県庁所在地が変わったことにはたまげる。
 
 なにを隠そう、私は県庁所在地を覚えるのが大の苦手だった。
 小学校3年生か4年生のころ。
 社会の授業で、県庁所在地の小テストが繰り返し行われたことがある。
 今でもあのときの屈辱は忘れない。
 1回目は30点。
 2回目は40点。
 見かねた母親が、3回目のテストの前の夜、つきっきりで繰り返し一問一答に付き合ってくれた。
 最後の3回目は100点。
 だから、臥薪嘗胆ののちの成功体験としても思い出深い。

 そんなわけで、小学生時分に覚えた都道府県と県庁所在地の知識は、今でも頭にこびりついている。
 私も、名実ともにおっさんになった。
 地図上の土地に実際に行って、珍しいものを見て、おいしいものを食べて、体験とともに知識は四次元的に広がっている。
 
 だから、いまごろになって県庁所在地がかわったと言われても困るのだ。
 日本のはるか南にはオーストラリアがあるように、県庁所在地というのは未来永劫変わらないものと思っていた。
 埼玉県の県庁所在地は「さいたま市」?
 「浦和市」に決まってんじゃん!
 長野県の県庁所在地は「長野市」?
 「松本市」って書かないと、100点取れないよ!
 ・・・というのは、昭和生まれの言い訳らしい。

 子供の教育は、子供のためならず。
 自分の知識の更新の機会と捉えた方がいい。  

Posted by tak at 23:54Comments(0)教育

2017年12月03日

電車通勤



 雨が降ると、途端に自転車通勤は危険になる。
 なにしろ自転車にはフロントガラスがついていない。
 ワイパーもない。
 タイヤが細く、簡単にすべる。
 何より、濡れる。
 というわけで、毎朝の天気予報のチェックは欠かせない。
 そして、大気の手触りにも、おのずと敏感になる。
 行きに降らなくても、帰るときに降っていたら、最悪である。
 自転車ルックで電車に乗るのほどイタい経験はない。
 カモフラージュのしようがない。

 というわけで、天気予報の雲行きが芳しくないときは、電車のお世話になる。
 自宅から最寄の駅まで徒歩15分、電車に乗って約15分、電車を降りて徒歩10分。
 駅での待ち時間を含めると、約45分の旅路である。
 自転車通勤にかかる時間とほぼ変わらない。

 田舎の電車なので、座れないのはやむをえないとしても、ぎゅうぎゅうのすし詰めということはまずない。
 それでも、電車の中での過ごし方にはそれなりに気を使う。
 万が一にも痴漢に間違われたくはない。
 片手は吊り革か手すりを握り、片手は傘を持つか、本でも携えて過ごしている。
 最近ではNHKラジオ第2から録音した英語番組を聴いていることが多い(いずれまた取り上げる)。
 年に何度か、抜き打ちで海外の方とやり取りしなければならないことがあり、必要に迫られて聴いている。
 半年くらい前のこと。
 タジキスタン語しか離せない人の話を、英語とタジキスタン語しか話せない通訳の人を介して聴かなければならないことがあった。
 本当に閉口した。

 これからのシーズンは、風邪やインフルエンザが怖い。
 何しろ電車の中は閉鎖空間だから、避けようがない。
 だから、この時期だけはポリシーを曲げて、お天気の悪い日は車で通勤する。
  

Posted by tak at 22:32Comments(0)仕事電車

2017年12月03日

イマドキの修学旅行おみやげ事情

 早いもので、子供が人生2度目の修学旅行に旅立とうとしている。
 いろんな意味で、隔世の感がある。

 行き先こそ東京で、田舎の学校の定番、といった感じ。

 しかし、準備の気合の入り方が違う。
 まず、大きな荷物は予め学校で集められて宿泊先へ輸送される。
 出発まで1週間あるというのに、保護者の手でスーツケースが学校に届けられ、一括して輸送されたらしい。

 おみやげの手配も、新婚旅行さながらだ。
 まだ出かけてもいないのに、自宅におみやげが届いていた。


 東京カラメリゼ


 東京カラメリゼシューケット

 販売元は東京風月堂。
 神戸風月堂の方がなじみがあるが、要はゴーフルを作っている、あの会社。
 東京カラメリゼはゴーフルのせんべいだけのやつに、カラメルを片側だけ塗った感じ。
 東京カラメリゼシューケットは、クリームの入ってない小さなシューに、カラメルをまぶした感じ。

 今回は関係ないが、どちらも軽いので、おみやげとして買って帰るには重宝しそう。
 どっちかというと、シューケットの方がお茶菓子としてはよくできている。

  

Posted by tak at 11:24Comments(0)おみやげ

2017年12月03日

通勤手段と職場選び




 仕事がらみのかたいブログばっかり書いていると疲れる。
 ブログの本来の目的どおり、単なる個人的な日記を書くことにした。

 といいつつも、今日はなぜ今の職場を選んだか、という話。

 約5年前、思い切って職場を変えたのには、いくつかわけがある。
 両親のこと。
 自分自身の体のこと。
 家族のこと。
 通勤のこと。
 もろもろ考えたとき、これらの望みをまとめてかなえてくれそうなのが、今の職場だった。
 
 地球温暖化で南極の氷が解けていくと騒ぎながらも、毎日自動車で通勤している人がいる。
 中国の大気汚染は深刻だと批判しながらも、毎日自動車で通勤している人がいる。
 ジムに通って運動しないと中年太りがひどくなるとぼやきながら、毎日自動車で通勤している人がいる。
 仕事で忙しくてたまにしか運動できないんだよねと、いつもエレベーターで移動している人がつぶやいている。
 ・・・おかしくない?

 私の父の兄弟は、ほぼ全て糖尿病を発症した。
 父が最初に脳梗塞で倒れたのは、ちょうど今の私の年頃だった。
 だから、いつ私も発症するだろうかと、びくびくしながら生きている。

 二酸化炭素の元になる化石燃料を燃やさずに、毎日運動をして生活習慣病にかかるのを遅らせて、なおかつ家計の支出を節約する。
 そのために私が出した結論は、自転車で30分以上の有酸素運動をした上で通勤できる職場を探すことだった。
 幸い、今の職場まではほぼ平地で、45-50分程度の自転車こぎでたどり着き、始業前にシャワーを浴びられる環境も整っている。
 通勤路の交通量が多く、路肩を走っていて事故(加害者側としても、被害者側としても)の恐怖を感じることはしばしばある。
 ただ早く走るだけではなくて、安全に走るスキルを、自転車通勤では要求される。
 そんなわけで、スピードを犠牲にしてでも、私は破損やパンクのリスクが低いマウンテンバイクを使っている。
 マウンテンバイクの草分け、Gary Fischerが私の愛車だ。
 今ではTREKに完全に吸収されてしまったブランドだが、私の愛車はGary Fischerのブランド名が冠された最後期のモデル。
 出来るだけ長く使いたい。

 また、自転車通勤を始めると、自然と四季の移ろいに敏感になる。 
 天気予報にも敏感になる。
 風向きにも敏感になる。
 極寒、雨降りや逆風吹きすさぶ中での自転車通勤は、人生の艱難辛苦の縮図である。
 それだけに、情報収集と準備は欠かせない。

 雨が降りそうなときは、電車で。
 電車通勤については、次回に。  

Posted by tak at 01:54Comments(0)仕事環境健康自転車電車